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Turriga 2000 [PW] [wine]

Turriga.JPG




Italy は大好きな場所ですが、Sardinia には残念ながらまだ行ったことがありません。

機会があったら、ぜひここのワイナリーは訪問したいと思っています。




ネットをフラフラしていたら、Turriga に関するテイスティングノートを発見。

大阪で、ワイン屋さんをやってるプロの方です。

2005 のテイスティングですが、余りに表現が的確なので、

以下、とても長いですが、抜粋。



泡まで紫。濃い朱色からすぐに暗黒に。すでにグラス内壁を垂れる脚はとてもゆっくりで、さすがに濃そうな酒質、ジャミーというのはイメージとして紫ですが、もうちょっと黒に近いジャミーで、実際にはジャムのような甘さではない。カシスや、ブルーベリー、ブラックベルなどのフルーツの熟度は高く、樽香は決して派手ではない。天草の香りは、タタミのようで、よい茶葉の甘味的な‥やわらかい緑の香りが特徴的です。カーボン的な炭香、鉄分を連想させる香り、個性的なスパイスもありますね。 口に含みますと、低重心な重さがズッシリ。密度、エキスともに高く、タンニンの質がとても高いですね。非常にキメ細かいタンニンがビッシリと詰まっており鳴き砂の様。同様に酸味の質もよく、果実味の肉付きも十分な満足感。香り同様に、味わいの甘味も派手ではない。14.5度という高いアルコールに負けない果実味の密度、濃さがありアルコールが浮き立つことはない。樽は木質なニュアンス、杉系の香りが、そのタタミや緑茶ポリフェノールと好相性で個性的。果実香は複雑、確かに土着品種な個性をひしひしと感じるが癖ではない。余韻ももちろん長く、タンニンが上手く引っ張っていってくれる。このタンニンの質感、そして量は、サグランティーノにも似ていると感じる。スパイスに甘味、そこに東洋を感じたりと個性があるねぇ。旨味に富み、すでに美味しい。しかし、この度数やタンニンや酸味の量を考えると、もっと角が取れるんだろうな‥と期待。 二杯目です。キチンと土着品種の個性を表現しつつも雑じゃないし、野暮ったくもないし、田舎臭くない。いや、そのタタミの香りに郷愁‥いい意味で田舎を思い出させるが、酒質としては、よく熟した葡萄が選別され、キチンと醸されている感じをヒシヒシと。その構成感は素晴らしいもので、とても洗練されている。やっぱりトゥーリガって素晴らしいな‥を実感。 タタミの香りに、ちょい生乳的なクリーミーさが、紫の果実香に混じり、とてもなめらかな甘味を果実香に感じます。渋味が旨い‥酸味も旨い。渋味や酸味を引き立てるかのような果実味、甘味に逃げないのもいい。エンピツの芯はBで太く黒い。 偉大だな‥。 純粋にそう思います。悪いところもないし、土着の個性もあるし‥なんと言っても、タンニンや酸味の質量に、熟成のポテンシャルを感じますね。それでいて、今、すでに飲めるし、美味しい。その樽のローストは軽いんじゃないかな‥バリックも使い様‥もちろん、生産者の好みかもしれませんが、トゥーリガはバリックの使い方が上手‥だし、西野嘉高好み。樽が果実を上回ることはなく引き立て役なのがいい。 ああああ、マロやかな部分に旨味を感じるなぁ。 グラスの中で、どんどんマロやかになるし深みも出てくる。うーん洗練された地味(滋味)ですね。やっぱり完成度が高いんだよなぁ‥個性的で隙がない。

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http://www.nishino-yoshitaka.com/?pid=30030278




そんな感じです(笑)

しかし、五感をここまで言語化できるなんてスゴイ。

まあ、それよりも、私、こんなに色々考えていたら、その間に絶対に1本空いちゃいます(笑)














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